感情的ドリル

Ruby県から飛び出して関東にきたオタク

引越は不動産屋ガチャ

実家から職場近く、出向に伴う引越、転職に伴う引越と何度か引越をしています。炬燵です。直近だと2020年4月、緊急事態宣言ってやつが初めて出てきた頃に引っ越しました。  

その筋の人は置いておき、引越は人生にそう何度もないイベントだと思うんですが、なんだかんだと片手に収まらない数ほどは引っ越してきたので、引っ越す際、物件を選ぶ際に学んだことを書いていきます。  

ただ、値引きとかは別に得意でもないので、猫を飼うなら、と、一人で暮らせる最大スペースは、とか、そういう感じのことしか書けないです。対よろ。

引越手順

  • 起点を決める
  • 居住地域・路線・通勤ルートを決める
  • 物件の条件を決める
  • 不動産屋を決める
  • 物件を決める
  • 引っ越す

基本的には上記の通りです。
物件の条件、不動産屋、物件という順番が多分一番効率が良いですね。それぞれ詳しく見ていきましょう。

起点を決める

引っ越すのは大概理由があると思うんですが、私の場合は大抵が「職場都合」でした。出向で東京に行くから、出向でお世話になる会社に通うため。大阪に転職して、大阪のオフィスに通うため。実家から出て猫を飼い、会社の近くに住むため。
まあ色々ありますよね。いろいろありますが、今回は【職場】とします。

居住地域・路線・通勤ルートを決める

起点、【職場】に快適に通勤するためには、駅までなるべく早く移動したいですね。歩くのが好きなら駅から遠い物件も選択肢に入ります。
私が住んでいる島根県とか鳥取県っていうところは地方の例に漏れず車社会です。なので、朝夕通勤通学の時間帯に混む大通りを通らなくて済む道、地域をざっくりと決めます。

まあリモートワーク主体の社会になってきたし、そういう人が多い業種なので出勤しないことを考えると、近くに業務スーパーがあるとか、動物病院が多いとか、もう少し生活に面した条件で地域を決められます。
車で信号なし爆速5分か、地下鉄3駅乗り換え無しか、これが私の中で最短だったかなー。知らない地域に引っ越す場合は、「大阪府 新大阪 治安」とかで調べます。

これで、ざっくり【地域】が決まります。

物件の条件を決める

絶対に譲れない条件を3つ、あればうれしい条件をたくさん挙げていきましょう。

【絶対に譲れない条件】
ペット(特に猫)OK、8畳以上、エアコンあり

【あればうれしい条件】
オートロック、バストイレ別、BSアンテナ、宅配ボックス、床暖房、浴室乾燥、インターネット工事可能、広い収納、女性も安心、ガスコンロ二口

室内洗濯機置き場とインターネット工事可能に関しては人それぞれかな。私は必ず洗濯機が室内にないと無理という人種ではないので、ここからは外しています。
私は特に考えないのですが、築浅、駅徒歩3分、鉄筋などの条件もあります。築年数、駅との距離、建物の骨子がどうなっているか。あと敷金0とか。

不動産屋を決める

不動産屋ってどうやって決めるんですか。

人それぞれ答えはあると思うんですが、私はHOME'Sとアパマンショップの賃貸住宅検索サービスを利用しました。

HOME'S
アパマンショップ

不動産屋をリストアップする

先ほど決めた物件の条件をぽちぽち入力して、良い感じの写真を探します。この際物件の条件は超緩くていいです。そして、以下の条件に当てはまる物件をひたすら見ます。

  • 物件の雰囲気が分かる写真を用意できる
  • たくさん物件の内装の写真がある
  • 周辺施設の写真でごまかしていない
  • 何畳か分かる間取り図を準備できる

なんぞよく分からんGoogleEarthから持ってきましたみたいな写真を載せているところはパス。最低限の床と壁の写真すらないところはパス。写真の枚数は多いけどスーパーとかコンビニの写真が大半のところもパス。個人的には間取りに何畳か書いていないと広さが想像出来なくて不便なので間取り図相性でパス。
そうして生き残った物件の問い合わせ先にある不動産屋をリストアップします。*1

不動産屋を絞り込む

私の条件に「猫OK」というのがあり、世の検索サービスには「ペットOK」という項目があるんですが、この「ペットOK」には罠があります。
小型犬1頭のみOKの物件も、猫2匹OKの物件も、ウサギOKの物件もすべて引っかかるのです。無論世の中で多いのは「小型犬1頭のみ」、ペット可の物件でも猫は大丈夫とは限らないので、まず物件の状態ではなくペットの条件を問い合わせる必要があります。めんどくさい。
なので、メールをしたためます。

  • 入居時期
  • 希望家賃
  • 地域
  • 人数
  • 必須条件
  • 希望条件
  • 個人的にいらない条件
  • 内見可能な日程
  • 今後のやりとりをメールでしたい

ざっくりこの辺りを入力して、リストアップした不動産屋にメールを送りつけます。

どの物件をみて連絡をしたのか、これがあると不動産屋側の対応が変わります。
「私オタクなの~」と「私ジャンプ系学園ものがどうしても好きなオタクなの~」だと会話が変わるじゃないですか。それと一緒です。
同じ条件でカウンターキッチンの部屋もあるけど選んでないんだな、この物件はチェック済みなんだな、と仕事をする上でのヒアリングがちょっと減るらしいです。

問い合わせ先のメールアドレスが見つかりにくい、見つからない、なんか入力フォームが汚いなど引っかかる点があればここで外してください。相手の企業のITリテラシー的さむしんぐが欠けている証拠です。付き合ってられねえ。

不動産屋を決める

不動産屋から即日メールが返ってくると思います。帰ってこなかったら外します。自動返信メールの場合はボーダーを引き上げて当日中をめどとします。
3~5件くらい条件に沿った物件を教えてくれます。ひとまずこういうのがありますよ、お好みはどれですか。そういった類いのメールがきて、じゃあこれですね~ならあなたのオススメはこれ! みたいな流れになります。
不動産屋さんはその地域に詳しいので、「この地域に出社するならここもいいですよ~こういう物件もありますよ~」と指定地域外のことも教えてくれます。仕事熱心でいてくれてありがとう。*2*3

ついでに内見の時期と入居時期のズレ、オススメの日程、「今紹介しても内見までに埋まる可能性が高い」という前提条件をきちんと教えてくれるところがあれば最優先です。

条件を満たした物件を紹介してくれて、こちらへの気遣いがあって、猫にも気遣いがあって*4、猫可の物件を選んでくれて、やりとりがスムーズな不動産屋を選んだら、あとは他の不動産屋さんにお断りメールを入れます。入れなくて良いかなーとおもったら入れなくて良い説もあります。

物件を決める

さて、内見の前に不動産屋に行きます。こんにちはオフラインでは初めまして炬燵です。ああ担当の○○です初めまして。なんかそういう流れで、大抵のヒアリングは終わってるのであとは話をします。
大体「条件に沿っていて、入居時期に空く物件はこんな感じです」って間取りと詳細が書いてある紙をもらうので、クリアファイルとバインダーと自分のペンがあると良いです。

あとは気になった物件を内見しに行きます。

内見にいくと、その場の空気感が分かります。写真でベランダ写ってなかったけど、あまりにも生活感がありすぎて汚いからなんだ~とか、駐輪場が無法地帯だな~とか、選別された写真だけでは分からない情報を五感で得ていきましょう。共用のゴミ捨て場と、帰宅したときにこの空気浴びたいかな、と思うかどうかがポイントです。

じゃあ物件が決まります。

引っ越す

がんばれ~。
単身者用引越サービスもあるし、受け取る人が居るなら荷物を宅急便で送るのもありです。引越サービスだと家具まで手厚く扱ってくれるので助かりまくります。
他の引越便と一緒に運ぶからちょっと安くなるよ、とか教えてくれる業者を探しましょう。

終わり

腰痛やばい

*1:アパマンショップにしろHOME'Sにしろその他類似サービスにしろ、物件についての問い合わせの導線が分かりやすく引いてあります。それを踏むとセールスが永遠に来るので保険のおばちゃんを避ける勢いで、問い合わせ内容に気を付けてください(1敗)

*2:20くらい別地域を挙げて、こういう理由で治安やべー場所除いてこれくらい絞り込んだけどどう?と教えてくれた人も居ました。駅で言うならここだぜ!ってのも教えてくれたので神のご加護があると思う。土地勘ない人間だから助かりました。

*3:アパマンショップとか、よく聞く不動産チェーンってフランチャイズが多いので、あそこのアパマンショップはいいけどあそこのアパマンショップは外れ、みたいな現象がよく起きます。コンビニと一緒です。経営者と店員が違えば看板が同じでもサービスは違うやつ。ただ、大手であればあるほど手持ちのカード(物件)が多いので、候補に1店舗くらい残しておくといいです。

*4:「ペットがいらっしゃるとのことで、ご紹介できる物件が少なくなります」よりも「猫ちゃんがいらっしゃるんですね! 張り切って素敵なおうちを探します」のほうがいいです。自分の家族のために張り切ってくれるんだぞ、推さなくてどうする。