感情的ドリル

Ruby県から飛び出して関東にきたオタク

猫が3匹居る

家に猫が3匹居ますと言い続けて2年経った炬燵です。家に猫が3匹居ます。

話題が話題なのでテンションは低いです。


人に対して長男、次男、三男と呼んでいる3匹の猫がいる。3匹、全員オス、年齢はそれぞれ9歳、4歳、5歳。年齢順ではなく炬燵家の加入順。長男と次男は最初からうちの子にする予定で、長男を迎えるきっかけだった諸々になぞられて名前をつけていた。

そもそも長男次男のふたりで終わる予定だったのだけど、猫を見捨てる能力があまりにも低く、手の届く範囲で猫を保護してしまう悪癖がある。これが本当によくない。
三男の前に幻の長女がいたのだけど、彼女はRWCのタイミングで我が家に拾われて里親を探した。RWCで拾ったのでルビーお嬢さんと呼んでいた。当時2歳だった次男が生後半年の長女ルビーさんをひたすらに威嚇するので、ルビーさんはストレスでめっちゃ体を舐めてしまってハゲた。引取先が見つかっていたので、無理を言って早めに引き取ってもらった。
このときに「保護猫はプログラミング言語の名前にしよう。男の子なら次Perlからパールくん、女の子ならなでしこにしよう」と決めた。
自宅のゴミ捨て場で飯を漁るボス猫らしき子が居て、紆余曲折を経て保護をした。命名規約に則ってパール君とした。その話を友人にしたら、「その名前、長男と次男の名前の元ネタ作品にもいるね」と指摘したので「ははまさかうちの子になるわけないじゃん」と笑っていたが、結局うちの子になった。呼称は保護猫から三男へと変更になった。
里親募集の会に入れてもらって1匹を見知らぬ人間に見せてアピールをし続けていた。が、ある日トイレのシーツがおしっこを受け止めきれずに溢れていた。腎不全である。

我が家の子になって、ケージのサイズが大きくなった。それから、一時的に貸与していたツアーグッズのブランケットは未来永劫彼のものになった。保護猫譲渡会に連れて行くためのケージは不要になった。押し入れの奥にしまい込んでいる。

猫には縄張り意識がある。
長男は泰然自若を猫の形にしたような存在なので、私が生きている間、私と同じ部屋を自らの縄張りと見なしている。長男は長男科長男目長男さんと呼ばれたりする。*1 執事とか。次男が来たときも、年の差もあってか、「なんかすんげえ元気なやつが来たぞ」と静かに迎え入れた。威嚇の回数は片手の数にも満たなかった。
次男は甘えん坊ボーイの称号を奪い取ってやまない、とてつもない甘えん坊である。季節を問わず人間の傍で寝、人間の膝の上でくつろぎ、長男と私が遊んでいるところに乱入したりと我が儘の極みである。こいつがなんと新入りを受け入れる度量がなかった。だって世界の中心だもの。自分が一番だもの。度量とか知らない。にんげんは俺とお兄ちゃんのもの。だいたいそんな感じ。常々人に紹介するときは「ワールドイズマイン、世界の中心にあらせられる次男さんです」と言っている。
猫の縄張り意識を考えると、新しい子を迎えるときには、先住猫と違う性別、若い子、とすべきである。が、我が家の三男は同じオス、体格は次男より大きく、年齢もおそらく1歳くらい上。世界の中心にあらせられる次男さんは「なんだこいつ、邪魔だ」「でっかい!きらい!」など仰っており、正式に3匹を我が家の子になってから9ヶ月、我が家に来てから2年と2ヶ月、毎日威嚇を続けている。
そもそも幼女のルビーお嬢さんをストレスでハゲさせた張本猫である。組み合わせはどうだっていいらしい。なので、毎日家で喧嘩に発展している。夜お散歩をする三男に次男はキレているし、キャットタワーにいる三男を見かけたら次男がキレるし、長男はそれをドン引きしながら見ている。分かる。毎日すごいよね、普通にうるさいよね。
しかし、次男の本能に備わった縄張り意識から来るものなので仕方が無い話である。分かっているのか、三男も人間に甘えてこない。こちらから撫でた時だけゴロゴロ喉を鳴らしながらずっと、本当にずっと撫でられている。そんな状況から1匹だけで大事にしてくれて安心して過ごせて膝の上でゴロゴロくつろげる家に行ってほしいと思っていたから里親をずっと探していた。今では月に1万弱かかる治療中の猫なので、人様のおうちに送り込むことは出来ない。
三男がこのまま健やかに治療を続けて長生きしてくれればいい。次男と毎日元気に喧嘩をしていてほしい。売られた喧嘩を仕方なく買って、容赦の無い一撃を入れる生活を続けてほしい。凍えることも飢えることもない生活を提供するから、このまま生きていてほしい。

ずっと、家には猫が3匹居てほしい。そう言っていたい。

*1:ここには任意の名前が入る