感情的ドリル

Ruby県から飛び出して関東にきたオタク

落合さんと矢野さんの先輩コンビの話

この記事はSHIROBAKO Advent Calendar2018の11日目の記事です。「大分先のことだろう~」と思ってたらもう11日目なんですね。0時ちょうどの投稿じゃなくて申し訳ないです。愛は込めます。許してね。

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SHIROBAKOってたくさんのコンビがありますよね。
監禁される監督と監禁するナベP、同じ会社で働くみゃーもりとえまちゃん、みんなを見守る社長と興津さんとか。

コンビやトリオを上げていくときりがないんですが、今日は頼りになる先輩コンビ、落合さんと矢野さんについて取り上げようと思います。おそらく本人たちは「コンビ? ないない」「ありえんな」と拒否することでしょう。

落合さんについて

去年のアドベントカレンダーでも書きましたが、落合達也さんのことが好きになりました。不愛想だけど気遣いと仕事のできる人でかっこいい。
途中で転職して本編からは消えてしまうんですが、時折頼られるシーンがありますよね。好き。
スターリングラードなんで」とか無表情でボケる。元ネタは分からなかったので今度見てみます。

矢野さんについて

ほかの部門との橋渡しをしてくれたり、テンパったら羊羹くれてカウンセリングしてくれる頼りになる先輩ですよね。矢野さんのおかげで4話がどうにかなったし。
去年のアドベントカレンダーでも書きましたが、お父さんが倒れて休職して、途中で消えてしまいます。
背格好はちょっと子供っぽい(失礼)なのに周囲をよく見て仕事もきっちりこなして、引継ぎもスムーズ。大好き。

共通点

  • 頼りになる先輩
  • 優しい支援
  • 途中でいなくなる

頼りになる先輩

落合さん、移動が必要な段階になったら路線の確認をしれっとしてくれたり(「中央線また人身で止まってる」1話かな?)サーバーの環境をずっと追いかけてたり。
「自分の仕事に関わるから見てただけ」とかいって素直に褒められてくれないけど、大局的に現場を見つめられる素敵な先輩だなーと思います。
落合さんが退職するとき、話数がスライドしても狼狽えることなく引継ぎを始めるのが矢野さんです。すんなりと受け入れられることでもないはずなのになあ。狼狽えない先輩がいるだけで現場は安心できますね。
自分が職場でこんな動きを出来ているだろうか。
一年ぶりにSHIROBAKOを見ると、自分が今誰のような立場にいるのか、見つめなおす機会になって身が引き締まるような、空しくなるような…。口だけの人間になってないかな。ちゃんとした先輩で居たい。

優しい支援

落合さんは業務上のサポート、矢野さんはメンタルのサポートが目立ちます。
別に落合さんがメンタルを支えてくれないわけじゃないし、不愛想に後輩を拒否する酷い先輩でもないし、リア恋に落ちる後輩絶対いたでしょう…。私だったら恋に落ちてる。まあ、落ちてるからこんな記事を書いているんですけどねー。
矢野さんはいつだって気にかけていてくれていて、「どうした?」「今は何が出来るの?」と宮森に考えをリセットさせる時間を作ってくれます。その作り方を、宮森はちゃんと自分の身に落とし込んで強くなっていく。
太郎と宮森と落合さんと矢野さんが揃うと、ふとした時の雑談が柔らかいですよね。その空気を形作っているのは先輩である二人の優しさだとおもっていて、アニメ本編で描かれていない、もっと平和な頃(えくそだすっ!が決まった時期とか)は「卵焼きは甘いだろ」「出汁でしょ」「食えればなんでもいいっすよ~」とか、中身のない会話が飛び交っていたんだろうな、と勝手に妄想が膨らんでいきます。
太郎の横暴な言動に怒ることも注意することもなく、個性として受け止めてキャッキャ会話できるの、マジ話としてめっちゃ優しくて素敵な先輩ですよね。

途中で居なくなる

退職と休職、形は違いますが二人ともプロジェクトから一旦ドロップアウトします。
「忙しい時にごめん」「こんな時に抜けてごめんな」と二人は宮森にやさしい言葉をかけていきます。
これを共通点としていいのかはわかりませんが、好きなキャラクターが本編の筋から姿を消すので辛い気持ちになったことをよく覚えています。
二人がそれぞれに居なくなったことはダメージだけど、クリティカルに何かの穴を作っていくことはありませんでした。仕事の全体像がつかめていて、何をどう残せば他の工程に迷惑を掛けずに済むのか。何があれば後輩が仕事を覚えられるのか、明日の自分が記憶をなくしていても仕事が出来るか。身内向けの情報の共有が上手い人になりたい。

もともと漢気があるところが似ているのかなーと思っていたんですが、誠実さが似ているのかもしれません。自立したまま頼り合うことのできる関係性って素敵。

おわりに

最後に好きなところの話!私が二人のシーンで一番好きなのは阿吽の呼吸です。
きっとわかっている人は分かっているでしょう、好きな会話を引用して記事の終わりとしたいと思います!

イデポン回~~~!!みんな好き

「俺はお前みたいな猛獣使いじゃないし」
「猛獣使い?!」
「確かにな」
「みゃーもりは飴と鞭、持ってるよね」
「そうですかぁ?」
「それは誰もが持ってるわけじゃないから」
「宮森は向いてるよ、制作」
「よっイデポン宮森」

一身上の都合の回

「すまん宮森。放送終わるまで見守りたかったんだけど」
「いえ」
「それと、最終話の担当って、いわゆる等価交換だから。小さな名誉と大きな地獄の」
「えっそうなんですか!」
「でも一回やれば自信になるから。進行経験としてはオススメ」
「何がオススメなんだか。鬼畜だね、落合は」
「分かってるよ。マジスマン」

以上、派手なドライブ描写に怯える @sakahukamaki でした。

余談
今年は「刀使ノ巫女」というオリジナルアニメーションにどっぷりと浸かりました。SHIROBAKOアドベントカレンダーを切欠にSHIROBAKOを見た私がいたように、だれかが刀使ノ巫女アドベントカレンダーを切欠に刀使ノ巫女に興味を持ってくれたら嬉しいなと思っています。
今のところ舞台版のことばっかり書いているんですが、今日からは真面目にアニメの話も書いていくので、どうぞよろしくお願いいたします。

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